03年7月14日 上野登山口より伊吹山へ花を見に出かけた。ガスの中ではあったが、暑くなく快適な登山だった。しかし帰路6合目の下で登山道の脇をゴソゴソ動いている獣がおり、石を投げて姿を確認した所、出てきたのは、首の下に白い輪のあるツキノワグマでした。10m程の至近距離でした。大きさは1mほど、お互いが驚いて離れました。ゲレンデで犬の散歩をしていた地元の人の話ではこのクマは小さい方で、大きいのは1.5mほどあるそうです。おとなしくすぐ逃げていくようですが、気をつけて下さい。写真は撮るどころではなかったのでありません。
 花は種類が豊富で3合目のユウスゲ、中腹のエゾフウロ、7〜8合目のカワラナデシコ等など期待どうり、沢山の花が楽しめました。
 地図  マピオン参照

伊吹山

 

 

 

 

 

 


ハグロソウ(キツネノマゴ科)
葉が黒っぽい緑色なので葉黒草とついた。 林道にて
 
ゲレンデ

3合目のユウスゲ

ユウスゲ(ユリ科)
暗くなり夕方から花が咲くのでユウスゲと言われる。花の色はレモンイエローでニッコウキスゲはオレンジ色が強い。
水滴がついて艶やかです
エゾフウロ(フウロソウ科)
伊吹山では三合目以上のお花畑に点在するゲンノショウコの仲間である。
茎葉やがく片の表面に白い開出毛がやや多いのが特徴。この開出毛が少ないか、ほとんどないのがハクサンフウロで、花弁の先が3尖裂するのがイブキフウロで、いずれもここが分布の南限。 この写真の花は青みがかっていた。普通はもっと赤い色です。
 
ヤマホタルブクロ(キキョウ科)
本州の低山帯上部から亜高山帯の草地に生える多年草である。花色は伊吹山のものは純白に近く、淡紫色の斑点がある。ホタルブクロとはがく片の間に反曲する付属体がないことで区別される。露岩の周辺に多い。この名は形が似ている提灯を火垂(ホタル)と言ったことからきた。
6合目(この少し下にクマがいました)
シシウド(セリ科)(高さが2〜3mあり伊吹の王様です)
シシウドは、山地に生える大型の多年草で、根は太くごつごつした直根で白色をしていて、花茎(かけい)をつけるまでに4〜5年かかり、花が咲いて実をつけると枯死してしまいます。
シシウド
メタカラコウ(キク科)
深山の湿気の多い草地や谷間に生える多年草である。伊吹山のお花畑では優占種となり、黄金色の大きな穂が何万本も一斉に開花する美観は他山にはない。仲間のオタカラコウは草苞片が8〜9枚、舌状花の数が5〜9個あって、その数以下の本種と区別される。タラコウとは竜脳香のことで根茎の香りに由来する。花期は7月中旬から8月中旬。

ヤマホタルブクロ(キキョウ科)
ホタルブクロは自家不和合性(自分の花粉では種ができない性質)のため、主にマルハナバチが入る程度の花の大きさ。伊豆七島のシマホタルブクロはマルハナバチがいないため、コハナバチやヒメハナバチの大きさに合わせ花が小さい。
 
イブキトラノオ(タデ科)
伊吹山で最初に発見されたことからイブキの名が付く。花は白または淡紅色で、3から8cmの花穂をつける、下に垂れたり、風で動くのを虎の尾にたとえて名づけられた。花期は7月から8月。

ヒロハシモツケ(バラ科)
山地に生える高さ1.5メートルまでの落葉低木である。本種は葉が特に大きくて、幅広い卵形で、1〜8センチある。花は5〜8月に咲き、淡紅色から濃紅色で、今年枝の先端の複散房状花序に密につく。

8合目

*花の説明文はイブキヤマドライブウェイ 名阪近鉄バスの伊吹山ホームページを主に参照させていただきました。

伊吹山2
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